サラリーマン社長がキャリアを科学する

様々な業界のリアルな声や年収、就職・転職に関する情報を更新していきます

建設業界の就職偏差値ランキング

f:id:QY1162:20181228192612j:plain

画像参照:https://pixta.jp/photo/30119986



業界別就職偏差値

※サラリーマン社長の独断と偏見で作成しています。

就職難易度、内定者の学歴、平均年収、実際に働いている方の声を考慮しています。

これは絶対違うよ!というものがあれば教えてください。

より役に立つ情報を発信したいと考えていますので宜しくお願いします。

 

第一弾は建設業界です。

早速見ていきましょう。

 

【64】千代田化工建設日揮

【63】

【62】

【61】JFEエンジニアリング

【60】鹿島、東洋エンジニアリング

【59】清水建設大林組竹中工務店

【58】大成建設

【57】

【56】NIPPO

【55】大気社新日鉄住金エンジニアリング

【54】五洋建設戸田建設前田建設工業、安藤ハザマ、フジタ、三井住友建設

【53】ダイダン西松建設奥村組福田組、前田道路、協和エクシオ、日本コムシス

【52】熊谷組、東洋建設、錢高組東亜建設工業、関電工、中電工、六興電気、住友林業

【51】飛島建設、淺沼組、青木あすなろ建設、大林道路、鉄建建設、日本道路、東亜道路工業大成ロテック新菱冷熱工業九電工長谷工グループ、都市再生機構

【50】松井建設、ライト工業、世紀東急工業NTTファシリティーズ新日本空調、東光電気工事、大和ハウス工業積水ハウス

【49】ピーエス三菱矢作建設工業三菱ケミカルエンジニアリング、三機工業、三建設備工業、佐電工、大和リース旭化成ホームズ、トヨタホーム三井ホーム大京

【48】日特建設新興プランテック、東洋熱工業、ミサワホーム一条工務店

【47】日本電設工業ユアテックトーエネックパナホーム穴吹興産

【46】高砂熱学工業、ミライト、大東建託

【45】レオパレス

 

上位にはプラントエンジ大手2社

ここを目指している人は、海外案件も多いことから現場勤務は激務になりがちな点も考慮すべきです。

日揮は大手プラントエンジで売り上げの8割が海外事業のため、誰でも何らかの形で海外企業の人たちと仕事を行なっています。グローバルで活躍できる人材を求めていますが、実態はドメスティックな部分も多く昔ながらの日本企業という側面もあります。

繁忙期とそうでない時の差が激しく、ひとたびプロジェクトが始まると深夜残業・休日出勤は当たり前の過酷なスケジュールに追われてしまいます。近年は働き方改革への意識もあって過度な時間外労働というものは減少傾向にありますが、プロジェクトの遂行のために一部の社員にそのしわ寄せが来ている事も否めません。(特に中堅社員・マネジメント層)

30歳年収は600万円弱ですが海外駐在になると200万円前後は変わってきます。評価制度は実力主義を謳っていますが最終的にはある程度調整されるため、同年代で年収には大きな差がつかない仕組みになっています。業績連動である賞与と海外駐在の有無のほうが年収にダイレクトに関わってきます。

 

千代田化工建設日揮と双璧をなす大手プラントエンジで技術力の高さは世界でもトップクラスと言われています。海外の大型案件も数多くこなした実績やそれに伴う技術とノウハウの蓄積もあり、実際に現場力の高い優秀な社員が多いのも特徴です。

現場技術者はかなりの確率で海外勤務になります。海外駐在は手当が手厚いのが魅力ですが、場所によってハードさがかなり変わるため運の要素が強いそうです。基本的に残業は多いと考えて間違いありませんがサービス残業はほとんどなく、建設業の中でも効率的に仕事をするという意識が高い会社です。

30歳での年収は600〜700万円で、海外勤務になると1,000万円に近い水準まで跳ね上がります。額面だけ見れば大きいですが残業代の占める割合も多い事、管理職になった場合海外駐在のメリットがあまり無い事にも注意が必要です。

 

時点でスーパーゼネコン5社

正直なところスーパーゼネコンはどこに入っても働き方や世間の評価というのは大きく変わりません。どこも胸を張って名前を言える会社だと思います。ただ実際に勤めている人の声では、鹿島は若干ですが平均年収が高く若手の成長環境も整っている印象です。大成建設はこの中だとわずかに劣る印象ですね。内定者のボリューム層はMARCH・関関同立あたりです。建設業界すべてに言えることですが、現場の施工管理が一番ハードワークになります。大成建設のCMにもあるように、地図に残る大きな案件に携われる事が一番の魅力ではないでしょうか。

スーパーゼネコンに関しては各社の施工実績を見ていきましょう。

鹿島東京都庁 大二本庁舎、新宿三井ビルディング、グラン東京、日本橋三井タワー、両国国技館最高裁判所ダイバーシティ東京三鷹の森ジブリ美術館銚子大橋埼玉スタジアムひとめぼれスタジアム宮城沖縄美ら海水族館、その他原子力発電所

清水建設:東京スクエアガーデン、東京ドームホテル日テレタワーコレド日本橋コレド室町2、警視庁本部庁舎、銀座和光東京大学大講堂、東京競馬場、日産グローバル本社、横浜スタジアム大阪市中央公会堂首里城正殿、その他ダム等

大林組東京スカイツリー六本木ヒルズ森タワー表参道ヒルズ東京国際フォーラム、赤坂サカス、東京駅、ThinkPark Towerパレスホテル東京バスタ新宿USJグランフロント大阪、京都駅、なんばパークスキャナルシティ博多

竹中工務店東京ミッドタウン、東京ドームシティ、横浜アリーナホテルミラコスタ海遊館HEP FIVE、中之島フェスティバルタワーあべのハルカス、EXPOCITY、吹田サッカースタジアム、札幌ドーム、ミッドランドスクエア、アクロス福岡

大成建設ザ・ペニンシュラ東京羽田空港国際線ターミナルビル、恵比寿ガーデンプレイス渋谷ヒカリエ、池袋サンシャインシティ横浜ランドマークタワー東京ディズニーリゾートさいたまスーパーアリーナ、福岡タワー、瀬戸大橋、古宇利大橋等

こう見ると錚々たる施工実績ですね。誰でも一度は見聞きまたは足を運んだことのある建物だと思います。ESや面接でも実際に各社の実績のある建物に絡めたエピソードを話す方も多く、自分だけのオリジナリティという意味ではgoodだと思います。特に『数あるゼネコンの中でなぜこの会社なのか』という質問にしっかりと自分なりの答えを持っておく必要があります。

各社とも30歳年収は600〜700万円で平均年収は900万円を超えますが、東京オリンピック以降もこの水準を保てるかは不透明です。残業代の占める割合も高い点に注意してください。

 

以降は準大手ゼネコン、中堅ゼネコン、大手サブコン、中堅プラントエンジあたりが並ぶ

総じてここ最近は景気が良く、本来スーパーゼネコンが扱う案件も人手不足の影響からか多く取り扱っているようです。

準大手ゼネコンは正直どこに入っても大差ありません。海上土木やトンネル・ダムなどどこも実績豊富な企業なので、施工実績でイメージに近い企業を選ぶのが良いかもしれません。

JFEエンジニアリングは建設業の中でも平均年収が高く、福利厚生(特に住宅手当)が手厚く人気が高いようでしたので少しランキングを上げました。

大気社もサブコンの中では力がありますね。基本給はあまり高くなく残業代の占める割合も大きいですが、決算賞与があり従業員の年収も大きく伸びています。社員寮には外車や新車のSUVが並んでいます。

中堅ゼネコンも甲乙つけ難いです。この辺りの企業であればワークライフバランスを考えなければ、それなりの年収にはなります。

この辺りの企業で平均年収700万円〜900万円くらいです。ただし残業代の割合でかなり変動します。

 

時点で大手電気通信工事会社の協和エクシオ・日本コムシスが並びます。ゼネコンに比べ少し社員の色も違う印象です。平均年収が若干劣るのでこのラインにしました。

さらに大手サブコンとハウスメーカーがこの辺りに並びます。

九電工は九州の「七社会互友会)」に属している企業であり、九州では圧倒的な地名度と親御さんが安心する就職先としても有名です。

東光電気工事は"東の東光""西の栗原"と呼ばれる電気工事会社で、社員寮は千葉県の市川にあります。ここもハードワークですがお金を使う暇がなく、みなさん車や時計にお金をかけているイメージです。

ハウスメーカーの営業は総じて圧倒的ゴリゴリ体育会系です。並のメンタルとパワーじゃやっていけないので自信のある人だけチャレンジしてください。私の知り合いは一条工務店にいますが、20代後半で年収1,000万円を軽く超えていました。賃貸の営業よりはインセンティブが大きいためです。技術職の採用枠は少なめでほぼ中途と思って良いです。

平均年収はサブコンで600万〜800万円程度。これも残業時間によりますね。

 

偏差値50未満の企業はあまりおすすめしません。

 

 

 

建設業界まとめ

  1. 目指すなら「大手プラントエンジ2社」「スーパーゼネコン5社」
  2. 建設業は平均年収が高いが、残業代の占める割合が高い
  3. 土日祝、夜間など勤務時間が不規則(担当物件からの緊急の呼び出しも多い)
  4. 昇給は基本的に年功序列(古い体質の企業が多い)
  5. 「施工管理」が一番激務

 

いかがでしたでしょうか。

建設業はいわゆる3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれる業界の代表格です。

しかし先ほどの述べましたとおり、地図に残るような非常に大きな案件に携わることのできるやりがいのある仕事でもあります。

採用人数も多いため、学歴フィルターがそんなに厳しくない業界でもあるので、しっかり業界研究をして熱い想いを持って選考に臨めば内定は意外と近いかもしれません。

 

では、次回の更新をお楽しみに。