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日用品・化粧品メーカーの就職偏差値ランキング

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画像参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81

 

業界別就職偏差値

※サラリーマン社長の独断と偏見で作成しています。

就職難易度、内定者の学歴、平均年収、実際に働いている方の声を考慮しています。

これは絶対違うよ!というものがあれば教えてください。

より役に立つ情報を発信したいと考えていますので宜しくお願いします。

 

業界別就職偏差値、第8弾は日用品・化粧品メーカーです。

 

【70】P&Gジャパン

【69】

【68】

【67】

【66】ユニリーバ・ジャパン

【65】花王

【64】ユニ・チャームジョンソン・エンド・ジョンソン

【63】資生堂、日本ロレアル

【62】三菱鉛筆

【61】ELGC、ライオン、コクヨ

【60】LVMH、マンダム、ツムラ、コーセー

【59】パイロットコーポレーション

【58】ポーラ・オルビスHD

【57】カネボウアース製薬

【56】小林製薬ロート製薬エステー、ミルボン

【55】ホーユー、サンスター、B&Cラボラトリーズ、ノエビア

【54】メナード、イトーキ、キングジム

【53】ファンケル、ウエラジャパン、レック

【52】白元アース、ウテナ

【51】アルビオン、中野製薬、アイビー化粧品

【50】タカラベルモント、マリークヮントコスメチックスジャパン、SONOKO、大日本除虫薬、クラシエ薬品、ナリス化粧品、牛乳石鹸共進社

【45】再春館製薬所、IDA、アリミノシャンソン化粧品、クオレ、ソーマ化粧品、ディーエイチシーピジョン

 

 

総合力No.1は圧倒的

堂々のNo.1はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)です。オーソドックスな外資系企業であり完全実力主義の世界です。大企業ではありますが風通しの良さがあり、充実した教育制度と若手のうちから裁量のある仕事ができる環境があります。絶対に新卒で入るべき会社で、ビジネスパーソンとして否が応でも成長できると断言できます。

外資らしく業務量と責任も大きいですが働き方はかなり自由度が高く、フレックスや在宅勤務も可能で特に子育てをしながら働く社員に魅力的な制度が揃っていると感じます。時間に縛られず自分のペースで仕事ができますが、もちろん自らの業務はしっかりと消化していかなければなりません。

待遇は非常によく人の流動性が高いのも大きな特徴です。年俸制をとっており、新卒で入社すると500万スタートと高い水準です。逆に中途採用の場合でも新卒と同等の職位からスタートとなり、500〜700万円程度の年俸となります。若いうちの給料の伸びが素晴らしく、30歳年収は700〜1,000万円とメーカーではトップクラスの水準です。非常にコンペティティブであるため、上司の評価と仕事の成果がかなり年俸に反映されます。30歳を過ぎると昇給が鈍化し、昇進しないと首を切られる可能性も高くなります。このあたりも外資らしくUp or Outの文化があるため注意が必要です。

 

外資が頭一つ抜き出ている印象

続いても外資系のユニリーバ・ジャパンがランクインしました。こちらはプロセス主義の社風で評価制度がしっかりしており、グローバルに活躍できる環境が整っています。そういった背景からもメーカーの中では多様性や自由度の高さに非常に寛容な会社で、海外志向の強い方にはお勧めの企業です。

仕事の自由度は高いですが与えられる業務量はそれ以上に多いので、しっかり自分でコントロールしながらバランスを取っていく必要があります。部署や担当業務によりますが、残業は月50〜80時間程度と言われています。仕事のできる社員に仕事が集まる傾向があるようです。

毎年の昇給はないものの職位(同社ではワークレベルWLと呼ばれています)が上がるタイミングで大きくペースアップします。30歳年収は600〜900万円程度で、この時点でアシスタントマネージャー・マネージャーになれるかどうかで大きく年収が変わってきます。中途入社は前職の年収がベースになるため注意が必要です。

 

次は日系の化粧品メーカーではトップの花王がランクインしています。日本企業らしくとにかく堅実で真面目な社風で、社員も穏やかでロジカルな考え方をする人が多い印象です。

特定の部署を除いてワークライフバランスは非常に取りやすく、定時も17時と早いので文字通りアフターファイブが充実しています。特に男性社員にも育児休暇を積極的に取らせたりと時代に沿った取り組みも見うけられます。ただし業務量もそれなりにあるためメリハリをつけた働き方が必要です。

給与体系は年功序列であり新卒に有利な仕組みになっています。30歳年収は600〜750万円でメーカーでは高水準といえます。40歳前後で課長クラスまで昇進すれば年収1,000万円を超えてきます。

 

続いてはユニ・チャームです。オーナー企業であるためトップダウンが強く、社風は体育会系で古い体質が未だに残っている会社でもあります。

意思決定のスピードは大企業のわりには早く、良くも悪くも仕事で求められる水準が高いようです。そのため良い仕事をしようとする人ほど残業時間が増える傾向があり、プライベートの時間を犠牲にしている印象があります。逆に効率よく仕事ができる人はある程度自由度も高いですが、業務量もそれなりにあるので注意が必要です。

30歳年収は550〜650万円で課長クラスになると900万円を超えてきます。平均年収も800万を軽く超えてくるのでメーカーとしては高水準でしょう。給与体系も完全に年功序列なので、能力が高い社員とそうでない社員でも同年代だとほとんど差がつきません。

 

次も外資系のジョンソン・エンド・ジョンソンがランクインしました。同社はクレドを導入しコーポレートガバナンスの向上に成果を挙げようとしている企業のひとつです。ポテンシャルの高い社員ややる気のある社員にどんどんチャンスを与える風土があり、そこでしっかり結果を残せる人は若くして責任あるポジションについています。

営業と管理部門によって大きく勤務スタイルが異なりますが、基本的にハードワークであるという認識をしておくべきでしょう。個人の裁量で働ける仕組みは整っているのでスケジュールの調整はしやすいですが、仕事のクオリティを高めようとすると残業や休日出勤をしないと到底消化できないようです。

労働裁量制をとっており給与体系は少し特殊で、ベースの給与にインセンティブが乗っかってくる形になります。このインセンティブが非常に大きなウエイトを占めており、100%達成で200万円が基準となります。逆に難関販売予算の70%を下回るとインセンティブがゼロになるようです。何かと新卒のほうが有利な会社であるため、中途入社を検討している方はある程度セールスの自信がないと厳しいかもしれません。

 

圧倒的女性人気を誇る化粧品メーカーの待遇は?

次は化粧品メーカー大手の資生堂です。CMでもよく見かけるようにブランド力抜群の企業で圧倒的に女性に人気の高い企業です。もちろん女性社員の採用が非常に多く、管理職についてマネジメントしている女性も他社よりはかなり多いです。社内託児所や育児休暇・時短勤務などの制度を先駆けて導入し、女性のライブイベントによる退職者が少ないのも大きな特徴です。

企業風土としては非常に保守的ではありましたが、近年は外からの血を取り入れグローバル経営体制へ移行し大きく社員の意識改革が進められています。残業規制や有休消化も義務付けられているためワークライフバランスは取りやすいと言われています。

給与体系も年功序列から成果型へ移行しつつあり、ボーナスの占める割合が高いです。30歳年収は550〜600万円ですが、近年は業績が良いため右肩上がりです。課長クラスで1,000万円を超えてきます。

 

続いては日本ロレアルです。同社はフランスの一流企業でアメリカ系の外資とは雰囲気が大きく違います。フランス本社からのトップダウンで本社言うことは絶対です。自分の意見をしっかり持つことが大事で多様な価値観や考え方を求める文化がありますが、実際には反映されることは少ないようです。女性社員も多く人の入れ替わりは非常に激しいです。(合わない人はすぐに辞めてしまう)

フレックスでコアタイムさえ守ればかなり自由度の高い働き方ができます。さすがフランスの企業という事もありバケーションはしっかり取れます。むしろ本社の人間が長い休暇を取るのでその期間は休みも取りやすいしプレッシャーも少ないようです。

給与体系の特徴としてはベース給与に大きく左右されるという点と外資の割にインセンティブが多くないという点です。毎年の昇給額も小さいため役職が上がるタイミングでしか大きなペースアップは見込めません。30歳年収は550〜650万円程度となります。

 

 

 

今回はここまでです。

こうして見ると上位は外資が非常に多いですね。

それぞれのメーカーで雰囲気が全然違うのでOB訪問をするなりして、実際に働く人の声を聞くのも良いかもしれません。合う合わないが必ず出てきます。

また、女性に人気の業界でもあるので女性の管理職登用率も高いです。コミュニケーション能力が高い人のほうが上手くやっていけると思います。

新卒で入るならP&Gを狙ってみることをおすすめします。

 

 

 

日用品・化粧品メーカーまとめ

  1. P&Gが年収・成長環境を考慮すると一番おすすめ(新卒の場合)
  2. 女性社員の割合が高い
  3. コミュニケーション能力が求められる
  4. 採用倍率が高いので他の業界と併願すること
  5. OB訪問をして雰囲気の合いそうな会社を選ぶこと(会社でかなり色が違うので早期退職に繋がりかねない) 

 

 

いかがでしたでしょうか。

化粧品業界は華やかなイメージがありますよね。

実際に働いている方、特に女性は綺麗で輝いている方が多いですね。

男女とも長く勤める事ができる企業が多いですので、入社して何がしたいのかしっかり整理して選考に臨みましょう。

また次回もよろしくお願いします。