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【質問回答4】採用面接はイケメン・美女が有利なのか

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今回はこんな質問をいただきました。

『顔採用と言われている会社もありますが、実際のところ採用面接はイケメンや美人が有利なのですか?』

これから就職活動や転職活動を行う人は気になるところですよね。早速考えていきましょう。

 

私の答えは、『イケメンだからといって内定は出さないけど加点される可能性は高い。また女性の一般職に関しては美人が選ばれやすい』です。

 

顔で決めるなんて公平じゃないと怒りの声も聞こえてきそうですので補足させていただきます。

まず面接する側の立場になって考えた時に、面接官は面接される側の何を見ているでしょうか。

まず人が人を面接する訳ですから、ファーストコンタクトで面接官がその人にどんな印象を持つかが最大のポイントです。面接では最初の4分間で合否が決まるとも言われています。つまり最初に面接官の感じた印象がそのまま合否に直結する可能性が高いという事です。

ある研究では人が与える印象は60%が見た目の印象(清潔さや感じの良さなど)、30%は声や話し方(声の高さや表情、話すスピードなど)、残りの10%は話の内容という結果が出ています。つまりは面接で何を話すかよりも立ち振る舞いを意識したほうが良い結果に繋がりやすいという事です。

ここで本題のイケメン・美女はどうかというと、6割を占める見た目の印象(清潔さや感じの良さ)という点で加点される可能性が高いのです。ただし、いくら見た目が良いからといって無愛想だったり清潔さが無ければ意味がありません。面接という短い時間の中で人間性を掘り下げるのは非常に難しく、実際に印象の良さだけで面接を乗り切っている人も少なくはありません。逆を言えば面接中は一貫性を持って演じきれば、偽りの自分でも通用してしまうという事です。

女性の場合、露骨に顔採用をしているのではないかと言われている企業も多くありますね(某総合商社や某IT企業など)。あってはならない事ですが、一般職ほどその傾向が強いように感じます。表向きは男女の雇用機会の平等が謳われていますが、日本では未だに年収や管理職の数など男性のほうが圧倒的に上回っている状況です。私もサラリーマン時代に顔採用の噂がある企業の女性社員と取引がありましたが、総じて能力が高くて驚いた記憶があります。特に女性は見た目の印象が先行しがちで苦労する場面も多いかもしれませんが、いわゆるキラキラ女子でも見た目以外の何か光るものを面接官はしっかり見極めているのかもしれません。

 

私が伝えたいのは『見た目』は顔の作りだけではないという事です。就職活動においてライバルとなる他の応募者に埋もれない事、いかに自分を売り込むかの自己プロディース能力が大切になってきます。

 

面接が苦手な人は多いと思います。でも見た目をピシッとするだけでも相手に与える印象は大きく変わります。髪型・服装・立ち振る舞いなど、一度鏡を見て自分の姿をしっかり確認してみましょう。分かっているようで案外できてない人も多いものです。イケメン・美女でなくても良い印象を相手に与える事は可能です。明るく爽やかに自信のある態度で、『見た目』をあなたの武器にして面接に臨めば必ず良い結果に繋がります。