サラリーマン社長がキャリアを科学する

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【年収公開シリーズ4】27歳大手サブコンの月給・ボーナスを公開します

今回も年収公開シリーズです。

やはりこのシリーズはよく見られているようなので、今後も定期的に更新していきたいと思います。

気になる業界のリアルな給料が知りたい方は、どしどしコメントやメッセージください。ご希望に添えるよう、今後も色々な業界の方々にアタックしていきます。

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さて、今回は大手サブコンに勤務する後輩に話を聞いてきました。

まずは友人のスペックから見ていきましょう。

 

年齢:27歳

学歴:地方国立大卒

専攻:電気工学

会社:大手サブコン(新卒入社5年目)

職位:総合職

資格:1級管工事施工管理技士

入社動機:施工実績の豊富さや規模の大きさ、平均年収の高さなど建設業でもトップクラスだと考えたから。

 

それでは、とある月の彼の給与を見ていきましょう。

 

基本給:250,000円

時間外手当:125,000円(平均55〜65時間)

その他手当:14,000円

◎月額給与:389,000円

◎賞与:1,675,000(約4.2ヶ月+決算賞与約2.5ヶ月)

◎年収:640万円

 

 

27歳での年収としては高い水準だと思います。特に建設業は2020年の東京オリンピックへ向け人手不足が叫ばれている業界で、小さい工事から大きな工事まで処理しきれない程のボリュームを抱えている状況です。また、2018年は災害も地震や台風などの災害が多かった事もあり、復旧工事が未だに残っている建築物も多いようです。特に彼のような現場の施工管理を担当すると、どうしても残業時間が増えたり夜間工事などにより勤務時間が不規則になってしまいます。私も建設業のサラリーマンだった時代は同じような経験があるため、非常に彼の気持ちがよく分かります。

 

27歳という年齢で考えると、年収は申し分ない額が支給されているように思います。ただし、基本給が低めで残業代の占める割合が高いところがネックですね。建設業の年収偏差値ランキングの記事でも紹介していますが、建設業全般でこの傾向があります。

一方、給与面での魅力は年間賞与とは別に決算賞与が支給される点ですね。決算賞与は業績連動により支給額が大きく変動するそうですが、彼が入社してからの5年間は毎年支給されているようです。また、32歳まで入れる寮もあるそうで、毎月の支払いは1万円程度なので特に関東圏に住んでいる人にとっては大きいですね。ただし拘束時間はかなり長いそうなのでお金を使う暇が無いようです。その割には新車のハリアーを買っていましたが(笑)

彼自身も給与面では不満が無いようで、ゼネコンに勤めている同級生よりも年収は高いようです。(実際は残業量の多さによるものなので、平均年収ベースで考えるとスーパーゼネコンクラスには年収の期待値は劣ると思われます)

 

ワークライフバランスはやや苦しい部分もありますが、考え方によっては若いうちだからできる働き方でもあると思います。特に施工管理は年齢を重ねた時に体力的にも辛くなる職種でもあります。第一線で現場のマネジメントができるという非常にやりがいのある仕事でもありますが、その中でどう将来を見据えてどのようなキャリアを積んでいくのかを考えて選択していってほしいという話をしました。

 

建設業に関しては何度か記事で取り上げているので似たような内容になっていますが、営業職などの文系社員についても今後はインタビューしていきたいと考えています。

 

では、次回更新をお楽しみに!