電機・電子部品・半導体メーカーの就職偏差値ランキング
業界別就職偏差値
※サラリーマン社長の独断と偏見で作成しています。
就職難易度、内定者の学歴、平均年収、実際に働いている方の声を考慮しています。
これは絶対違うよ!というものがあれば教えてください。
より役に立つ情報を発信したいと考えていますので宜しくお願いします。
さて、業界別就職偏差値の第3弾です。
今回は電機・電子部品・半導体メーカーの就職偏差値ランキングです。
【68】キーエンス
【67】
【66】
【65】ファナック
【64】富士フィルム
【63】村田製作所
【61】富士ゼロックス、キャノン
【59】富士通、リコー、パナソニック、コニカミノルタ、ブラザー工業、ニコン、日立ハイテクノロジーズ、アドバンテスト
【58】NEC、日本電産、オムロン、東京エレクトロン、GSユアサ
【57】京セラ、TDK、セイコーエプソン、横河電機、ブラザー工業、オリンパス
【56】ミネベアミツミ、カシオ計算機、沖電気工業、東芝テック、ルネサスエレクトロニクス、マイクロンメモリジャパン
【54】ローム、アイリスオーヤマ、マブチモーター、イリソ電子工業、日清紡HD
【53】新光電気工業、太陽誘電、イビデン、船井電機、ヒロセ電機、SMK、ミツバ
【51】
【50】東芝、シャープ
圧倒的存在感のキーエンス
2018年3月期には平均年収が2,000万を超え、日系最高峰の高収入企業として知られています。
キーエンスは「30代で家が建ち、40代で墓が立つ」と言われるように激務なイメージがありますが、土日や長期休暇はしっかり取ることができるようです。
キーエンスは売上高のうち5割強が海外、その内訳は詳細には開示されていませんが、「アジア向けが約4割、北中南米向けが約3割、欧州向けが2割」と言われています。
キーエンスの業績が近年目立って好調なのは、国内・海外を問わず、各地域で満遍なく売り上げが立っており、販売地域が分散されていることが安定感につながっていると思われます。
だだし仕事に対して求められるレベルも高くプレッシャーも大きいようですが、キーエンス出身者は転職市場で非常に人気もあり、若手の成長環境としては非常に良い企業のひとつだと言えるでしょう。
ファナックと富士フィルムも上位にランクイン
ファナックは世界首位の工場自動化設備特化メーカーで、若いうちから高収入な企業のひとつとして有名です。(ただし、残業代の占める割合が大きい)
30代主任クラスで1,000万円にのるイメージです。勤務地が山梨県の田舎でお金を使う場所と暇がないという声も散見されますが、それを許容できる人には良い企業かもしれません。
富士フィルムは難関就職先としても有名ですね。内定をゲットするのも大変ですが、入社後の競争も激しく生き残りも大変と言われています。
ホールディングスの平均年収は1,000万円を超えますがこれは大卒総合職の年収に近似しますので、実際に1,000万円を超えるのは30代後半〜40代管理職あたりからのようです。
近年は残業時間抑制の意識はあるようですが、部署によっては長時間労働が常態化しているところもある点を認識しておく必要があるでしょう。
かつて隠れ優良企業と言われた村田製作所も今や立派な大企業
村田製作所はワークライフバランスと将来性を考えても、おすすめしたい企業のひとつです。
主力のコンデンサ事業頼りから脱却するために積極的なM&Aを行なっていますが、軌道に乗るのはこれからといったところでしょうか。
工場が山陽・山陰・北陸などの地方に集中しており、転勤が多い企業でもあります。
社員は穏やかな人が多く、中途採用で活躍している割合が多いのも特徴です。
海外シェアが高さや自動車の自動運転化に伴い今後の成長も期待でき、平均年収もまだまだ伸びていくと考えています。
業界大手の日立製作所と三菱電機が時点でランクイン
この2社は知名度も抜群ですが、多角的に事業を展開している点と早期からBtoB主体にシフトした点より業績を維持できています。
採用数もかなり多いため、良くも悪くも年功序列の風土があります。
30歳時点での平均年収は部署により差がありますが、600万円〜700万円あたりといったところです。
ただし2018年のブラック企業対象と特別賞という事でランキングは少し落としています。
ソニーはPS4が好調ですね。特に転職者に人気のある企業のひとつです。
キャノンはデジタルカメラ事業の縮小はありますが、半導体製造装置の需要が高く平均年収は上昇傾向にあります。
富士ゼロックスは親会社の影響もあり賞与が減少傾向との話もありますが、業界内では高収入の企業であることは間違いありません。年功序列は根強い雰囲気があります。
富士電機は重電メーカーという事もありBtoB主体のため、今後も安定した業績が期待できます。毎年の昇給はありますが、昇格試験を受けて階級が上がらないと大きくは年収が上がらない事に注意が必要です。
安川電機は産業用ロボットのメーカーで、さらに今後の成長が期待できる産業です。メーカーでも学歴も高めですが、九州の学生を積極的に採用している印象です。
ディスコは一般的な知名度こそ低いですが、「ディスコがなくなったら世界恐慌が起こる」と言われる半導体メーカーです。従業員満足度工場のために様々な取り組みを行っており、近年は業績も良いことから年4回賞与が支給される事もありました。
富士通は間接部門の人材5,000人を営業・SEに配置転換すると発表しましたね。(実質的なリストラという話も?)国内大手ITベンダとしての存在感はまだまだ健在です。福利厚生が手薄なところが気になります。
パナソニックは知名度・人気共に強いですが、BtoC主体という事でここでランクインしました。一定のラインまではほとんどの社員が昇格可能。
アドバンテストは「業績連動」という言葉をモロに受ける会社です。ボーナスが全くでない年もあればかなりもらえる年もあり不安定さが気になります。(近年は全く出ないことはほぼないようです)
このあたりまでの企業に入社できれば安泰と思われますが、何が起こるか分からないのがメーカーの怖さですね。(ひと昔前は東芝やシャープに入れば将来安泰と言われていました。)
メーカーは消費者向けの商品を取り扱う企業ほど知名度は高いですが、BtoB主体の事業展開を行っている企業の方が将来性があります。
電機・電子部品・半導体メーカーまとめ
- キーエンスは別格
- 大手メーカーは基本的に採用人数も多いため多くの人にチャンスがある
- 中途採用の割合が高いため転職者人気が高い
- 工場は地方にある事が多い(勤務地・転勤を寛容できるか)
- 今は好調でも数年先は予想できない業界である
いかがでしたでしょうか。
業界的にワークライフバランスが取れる企業が多いのも特徴です。
メーカーは数も多く全て取り上げることは難しいですが、今回触れる事ができなかった企業でも質問があればご連絡ください。
次回もよろしくお願いします。