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自動車・輸送機メーカーの就職偏差値ランキング

 

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画像参照:https://matome.naver.jp/odai/2143538419323297801

 

 

業界別就職偏差値

※サラリーマン社長の独断と偏見で作成しています。

就職難易度、内定者の学歴、平均年収、実際に働いている方の声を考慮しています。

これは絶対違うよ!というものがあれば教えてください。

より役に立つ情報を発信したいと考えていますので宜しくお願いします。

 

業界別就職偏差値、第5弾は自動車・輸送機メーカーです。

 

【68】トヨタ自動車

【67】

【66】デンソー

【65】本田技研工業

【64】住友電気工業豊田自動織機

【63】シマノブリジストン

【62】アイシン精機川崎重工

【61】日産自動車

【60】

【59】ヤマハ発動機ジェイテクト

【58】富士重工業ダイハツ工業日野自動車住友ゴム工業、NOK、日本精工

【57】マツダ三菱自動車小糸製作所

【56】トヨタ車体いすゞ自動車トヨタ紡織

【55】東海理化、スズキ、ボッシュNTN新明和工業

【54】三井造船横浜ゴム、テイエステック、カルソニックカンセイトヨタ合成、曙ブレーキ工業、ショーワ、ニチユ三菱フォークリフト、ジャムコ

【53】スタンレー電気、ケーヒン、ジーテクト、トピー工業、愛三工業、椿本チエイン、エイチワン、プレス工業ユタカ技研八千代工業、IJTテクノロジーHD、バンドー化学日鍛バルブ

【52】タカタ、東海理化電機製作所、川西工業、ユニプレス、日信工業、エフ・シー・シー、武蔵精密工業、大豊工業、名村造船所、シロキ工業、日本車輌製造極東開発工業、西川ゴム工業、大同メタル工業、鬼怒川ゴム工業、村上開明堂、ダイハツディーゼルニチリン三ツ星ベルト、ニッタ、アイメタルテクノロジー

【51】日産車体フタバ産業、ミツバ、タチエス、エクセディ、日本精機、エフテック、ヨロズ、ユーシン、三桜工業、今仙電機製作所、太平洋工業、富士機工、フコク、自動車部品工業、日本ラヂエーター製造、ティラド、ミクニ、ファルテック、サノヤスHD、TBK、ユニバンス、安永

【50】ハイレックスコーポレーション、ダイキョーニシカワ、日本プラスト、日本電産トーソク、オカモト、GMB、近畿車輛

【45】KYB、佐世保重工業

 

 

まずは世界のTOYOTA

トヨタと聞いて日本では知らない人はいない程の知名度と企業規模、合コン人気や家族への安心感などまさに総合力抜群の人気業です。

入社さえできればその社会的地位の高さと将来性から、安定志向の人には理想的な企業であることは間違いないでしょう。

ただし年収は管理職になるまで決して高いわけではなく、等級ごとに段階的に上がっていきます。

30歳で750万円程、40歳課長クラスで1,200万円を超える水準となります。

メーカー別シェアではトヨタの一人勝ち状態で、自動運転化が進む昨今、2020年を目処に高速道路での自動運転技術を高速道路に搭載する事を発表するなど好調をキープしています。

懸念があるとすれば、人生の大半の時間を愛知県豊田市で過ごさなければならないという事ですね。実際にそれが理由で辞めてしまった方の話もよく聞きます。

 

自動車上位と自動車部品上位が並ぶ

デンソーは国内最大の自動車部品メーカーであり、世界2位のトヨタ系列筆頭格の企業です。

自社で車両用半導体を生産するほか、ハイブリッドなどの環境技術、自動ブレーキなどの技術力が高いのも強みです。

メーカーでも上位の年収が期待でき、30歳で650〜750万円程度となります。

トヨタ同様年功序列の会社ではありますが、グループで唯一トヨタ出身の社長を受け入れておらず独立色が強いもの特徴です。

部署によっては残業が多いところもありますがきっちり支給され、ワークライフバランスも良く休暇もしっかり取れます。

私はトヨタよりデンソーに行きたいですね。

 

本田技研工業は2輪車で世界シェア断トツトップ、国内では軽自動車やミニバンが好調で、北米に加え近年は中国の成長が著しい自動車メーカーです。

私も学生時代はホンダのバイクに乗っていました。

一番の魅力はワークライフバランスの良さだと断言できます。有給の取得率もほぼ100%と言われており、残業も30時間までと徹底されています。

給与面ではトヨタには劣るものの、30歳で650万円程度でメーカーでは高水準であります。

自動車メーカーへ入社するならばトヨタ・ホンダの2択でしょう。

 

住友電気工業は業種が非鉄金属になりますが、もはやワイヤーハーネスが主力であるため仮にランクインさせました。

後日、非鉄金属業界のランキングも作成しますが、自動車部品という視点で見た時に住友電気工業はこの位置だと考えます。

古い体質の企業であるため基本的に年功序列、課長職年収1,000万円までは大卒総合職であれば高確率で到達できるレベルです。

主に5つの分野で事業を多角化しており、最初に配属された部門から他の部門へ異動になる事はほとんどないため非常に運の要素が強くなります。

近年は特に自動車部門が稼ぎ頭であることから、残業の許容度も部門によって変わってくるようです。

賞与額は他の電線メーカーとの兼ね合いで、自動車関連メーカーに比べると低くなります。

 

豊田自動織機トヨタグループの源流で、フォークリフトや自動車部品を主力としています、

メーカーでよくデンソーと比較されますが、

年収では、デンソー>豊田自動織機

激務度では、デンソー>>豊田自動織機 という印象です。

近年は業績が良いため賞与にも反映されていますが、残業もそれなりにあります。

こちらも本田技研工業同様有休消化率が100%とされており、非常に連休が取りやすい雰囲気もあります。

また製造業の中でも海外赴任や海外出張の機会が多い企業であり、海外志向の強い方にはおすすめです。

30歳で650〜700万円程度の年収で、評価基準は中途社員よりも新卒が有利なシステムとなっています。

 

ニッチな分野も技術力の高さで大きな世界シェア誇る企業がランクイン

シマノは釣り具と自転車(ブレーキ・変速機)のメーカーですが、業種が輸送機器とされているのでランキングさせています。

世界では圧倒的なブランド力を有する企業であり、高収益で財務体質も極めて良好と言われています。

本社は大阪府堺市に位置しており立地こそいまひとつですが、近年は工場やオフィス棟を建て替えまくりかなり綺麗になっており、食堂も安くて美味しいと評判です。

独身寮・家族寮も堺市内にどんどん建てて格安で住めたり、自転車通勤をすると特別手当がもらえるなど従業員満足度の高い会社です。

製造業では高収入な部類に入り、30歳で600〜650万程です。独身寮には外車やSUVが並びます。

残業も非常に少ないのでプライベートの時間を大切にしたい人やアウトドアが好きな人にはチャレンジしてほしい企業です。

 

ブリヂストンはタイヤ世界首位でグローバル企業の代表格です。

近年は働き方改革で残業時間規制を行なっていますが、残業の多い企業体質はなかなか変わっていないのが実情のようです。

部署によっては裁量労働制を採用しており、時間ではなく仕事量で働いているという意識が浸透している様子です。今後はワークライフバランスの改善も期待できる会社です。

年収は上位メーカーに比べると多少劣り、30歳で550〜650万円となります。

 

アイシン精機トヨタ系自動車部品大手でATは世界シェアトップです。

若手でも海外勤務や仕事を任せる社風であり、20代の成長環境としても良い環境があります。

有給取得率も高いのが特徴ですが、仕事が多いにも関わらず無理してでも休まないといけないという声もあります。特に繁忙期は仕事を上手くコントロールする必要があります。

年収は豊田自動織機より若干下がり、30歳での年収は550〜650万円あたりとなります。

 

川崎重工シマノ同様、業種が輸送機器となっているためランクインさせました。

総合重機の大手で、鉄道車両や航空機分野、大型二輪、中型ガスタービン、建設用油圧機器などが代表的な事業で幅広く手掛けています。

自らの所属するカンパニー・ビジネスユニットの営業成績によって賞与が変動するため、望まないカンパニーへ配属になるとモチベーションを保つのが難しいかもしれません。

また上位の企業に比べ、ワークライフバランスは取りにくいように感じます。カンパニーによってはサービス残業もあるのが現状です。

30歳時点の年収は500〜600万円です。

 

 

入社するのであればこの辺りまでの企業がボーダーラインですね。

こう見るとトヨタ系列の強さがわかります。

ただし系列のメーカーはトヨタ本体頼みな部分もあるため今後は注意が必要です。(デンソーは除く)

逆にホンダと日産系の部品メーカーは少し弱い印象です。特に中位・下位の企業になると国内需要に影響されやすくなります。

トヨタ・ホンダ・日産は学歴も高く上位の部品メーカーよりも人気がありますね。

ほとんどは年功序列であり評価は横並びである事、本社や工場の所在地での生活になる事をしっかり理解した上で入社したください。企業によっては海外で働くチャンスも十分にある業界です。

 

 

自動車・輸送機メーカーまとめ

  1. 自動車メーカーに入社するならばトヨタもしくはホンダ(入れるならトヨタ)
  2. 自動車部品メーカーに入社するならばトヨタ御三家(入れるならデンソー)
  3. 基本的に年功序列で若いうちの基本給が抑えられているが管理職になると伸びる
  4. 上位企業はワークライフバランスが取れているが、勤務地と配属リスクに関しては考慮が必要
  5. 安定志向の人向けの業界(若いうちから稼ぎたい、裁量のある仕事をしたい、海外志向が強いなどの人には向かない)

 

 

今日はここまでです。

自動車メーカーは一般的な知名度も高く人気があるため採用倍率も高くなります。

採用人数も多いため高学歴でなくてもチャンスはありますが、それなりのスキルと対策が必要です。

もっと詳しく解説してほしい企業があれば質問受け付けます。

 

 また次回もよろしくお願いします。